既出?

コーセー1〜6月期決算は“大谷効果”で営業利益44.5%増

コーセーの2023年1〜6月期連結決算は、米MLB「ロサンゼルス・エンゼルス(LosAngels Angels)」に所属する大谷翔平選手を起用したプロモーションが奏功し、売上高が前年同期比10.5%増の1442億円、営業利益が同44.5%増の104億円、経常利益が同7.2%減の140億円、純利益が同2.1%減の86億円だった。

「日本の売上高は当初同5.5%増を計画していたが、2ケタ以上の伸びを見せた。5ポイント以上は大谷選手の効果とみている」(望月愼一コーセー取締役経理部長)と語るように日本市場と米発自然派コスメ「タルト(TARTE)」が全体の売り上げを押し上げた。地域別の売上高は日本が同15.5%増の875億円、アジアは中国のECと韓国のトラベルリテールが低調で同11.5%減の319億円。北米・欧州・その他は「タルト」で第1四半期の倉庫移転による前倒し送品の反動がでたものの、定番品や“シェイプテープ”シリーズのコンシーラーが好調で、同32.4%増の248億円と伸長した。