宇野は「結果には満足していますが、自分の演技に関しては満足できるものではない。もう一度見たいと思える演技をしていない」と昨シーズンを厳しく分析。「ジャンプ中心のプログラムで、日々の練習のやりがいがジャンプを飛べたか、飛べないかになっていて、それがつらい部分もあった」として、「ジャンプを頑張ることが競技の点数を求めるにあたっては必要なのですが、いろんなアイスショーを経て、ここからは自己満足のために表現力を頑張っていきたいなと思います」と力を込めた。

 今シーズンのプログラムについては「ショートプログラム(SP)はステファン・ランビエールコーチの振付で、例年に比べると、僕のやりやすい部分が前に出たプログラムになっているので、例年よりクオリティーの高いプログラムをお見せできる」と断言。「フリースケーティング(FS)は、今年は挑戦的なFSになっていて、意識的にジャンプを飛ぶぎりぎりまで表現することや、体力をペース配分するのではなく前半で使い切るようにしています。自分が感動するようなFSにしてみたい」と伝えた。