羽生結弦さん初ツアー 演出MIKIKOさんインタビュー「羽生くんから紡ぎ出される言葉たちがより深く」 11/4(土) 5:00配信 スポーツ報知
https://news.yahoo.co.jp/articles/1926e8fa74e25980c65365fa67718eff76ec07be

 フィギュアスケート男子で昨年7月にプロ転向した羽生結弦さん(28)の初のツアー公演「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR」が、4日にさいたまスーパーアリーナで幕を開ける。2月の東京ドーム公演「GIFT」に続いて演出を担当するのが、日本を代表する演出振付家のMIKIKOさん。3日までにスポーツ報知の書面インタビューに応じ、羽生さんの表現者としての魅力や、ともに紡ぐ「ICE STORY」にかける思いを明かした。(取材・構成=高木 恵)

 ―最初に「RE_PRAY」の演出の話が届いた時の気持ちは?

 「『GIFT』から半年もたっていないタイミングでのお話だったので、驚きましたが、うれしかったです」

 ―羽生さんと「GIFT」を作り上げていくなかで、印象に残っていることは?

 「演者として特別な才能を持っているのは分かっていましたが、クリエイターとしてもとても優れた才能の持ち主だな、というのがとても印象的でした」

 ―2月26日当日、東京ドームで「GIFT」を見た時、どんな感情が湧いた?

 「やはり世界を制してきた人が放つエネルギーは素晴らしいということと、今までどこでも見たことのないエンターテインメントが誕生したなと思いました」

 ―「オペラ座の怪人」の「手」の演出がとても印象的だった。どのような発想から生まれたのか?

 「『GIFT』という物語を通して、羽生結弦の胸の内であり、体の中を見ているような感覚になってほしいなと思い、ドーム全体を覆い尽くす演出を考えました」

 ―MIKIKOさんがショー、作品を作り上げる中で最も大切にしていることは?

 「お客さまが日常を忘れ、いかにその世界に没入できるかを考えており、そのために、間の取り方を大事にしています」