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 ―表現者・羽生結弦との仕事、作品作りはMIKIKOさんにとって、どのような意味が?

 「羽生くんはあえて抽象的な表現を用いることが多いので、想像力や表現力を試されるという意味でもとても刺激的です。表現者としてあるべき姿を再確認できました」

 ―2人の信頼関係に強さ、深さを感じる。MIKIKOさんから見て、2人に共通することは?

 「なかなか妥協しないところでしょうか? それと、それぞれが使う抽象的な言葉の意味をお互い理解できる気がします」

 ―「GIFT」の前に羽生さんの魅力について「テクニックをひけらかさず、それがあることが大前提で、音楽やそのプログラムに込められた思いを表現できていることが素晴らしい」と語っていた。「GIFT」を経て、新たに見えた羽生さんの魅力は?

 「信念を持ち続け、冷静さと情熱を同じ熱量で持っていることでしょうか」

 ―「ICE STORY」は「GIFT」から「RE_PRAY」へ、どのような進化を?

 「『GIFT』よりさらに羽生くんから紡ぎ出される言葉たちが深くなっていると思います。『ICE STORY』と名づけている意味が、より理解できると思います」

 ―スケーター初の単独ツアー。どんなツアーにしたい?

 「ツアーは会場のつくりや、その日のお客さまの雰囲気で全く違う作品に見えるのが面白いところだと思うので、その変化と今回のストーリーがリンクして見えてくるといいなと思っています」