靖国神社の「狛犬」、実は中国から略奪したものだった!?

東京九段の靖国神社の大鳥居の前に設置された「狛犬」は、旧日本軍が日清戦争期に中国から略奪した「石獅子」だとして、中国の団体が同神社に返還を求めている。

この運動を主導しているのは、中国民間対日賠償請求連合会の文化財追討部長で学者の王錦思氏。

現在までに中国の10の民間団体から支持を受け、2000人余りの個人の署名を集めているという。

王氏は2014年12月に来日し、宮内庁を訪れて「日本が106年前に略奪した中国の国宝級文化財である『唐鴻臚井刻石』の中国への返還を求める書簡」を手渡した。

この時に、靖国神社にも中国から略奪された文化財があることを知り、数年間の調査を経て、同神社の石獅子が中国遼寧省海城市の三学寺から略奪されたものだと「確認した」という。

三学寺は唐代に建立された悠久の歴史を持つ寺。王氏は「1876年に李永成が芸術的価値と観賞価値の極めて高い石獅子を三学寺に献上した」と説明。

「(靖国神社の)雄獅子の台座には『大清光緒二年閏五月初六日敬立』と、雌獅子の台座には『直隷保定府深州城東北得朝村弟子・李永成寄贈』と刻まれており、中国の文化財であることをはっきりと示している」としている。
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