>>457
琉球処分の前年に出された地図だが、琉球・先島・千島まで詳細かつ正確に
書かれている。江戸時代後半、異国船が次々に日本の辺境にやって来たため、
徳川幕府は地図作成と地誌作成に非常に力をいれていたので、伊能忠敬・
間宮林蔵・最上徳内などを辺境を含む日本全国に派遣して、地図と地誌作成を
行なっていたので、明治初めに現在のものと変わらない詳細な地図があった。

■大日本沿海輿地全図
http://amasialand.com/blog/7604.html
上図は伊能忠敬の地図で1878年(明治11年)のものとされていますが、本当に
今と変わらない日本地図なので驚いてしまいます。それと同時に、江戸時代
ですでに日本人が緻密に作業できるということを証明していると思います。
上記の地図は陸軍参謀局と書いてあるのですが、これは国土地理院の前身です。
この伊能図の大図(3万6千分の1)214枚、中図(21万6千分の1)8枚、小図(43万2
千分の1)3枚をすべて網羅したものが2013年11月30日に発売されます。