日本政府は我々沖縄人を日本民族と決めつけているが、これには民族学的根拠は何一つない。
日本政府が琉球民族に関する研究や調査を行った事実もない。
そもそも民族の帰属に関する問題は日本政府の専権事項ではない。
民族の帰属問題が日本政府の専権事項だというなら憲法13条で保障されている「幸福追求権」の一部とされる自己決定権を日本政府自らが侵していることになる。
しかも政治家は民族学者ではないから民族学に関しては素人である。
民族学の素人である政治家が民族問題を語ったところで何ら説得力はない。
それどころか日本政府は「民族」の定義、あるいは「日本民族」の定義すら説明できない。
にもかかわらず我々沖縄人を日本民族と決めつけているから実に滑稽極まりない。
日本政府が「沖縄人は先住民族」と決めた国連の勧告を受け入れたくないのは、民族差別を理由に基地問題を追及されることを恐れているからである。