大阪府警生活安全特捜隊は17日、金の延べ板計20キロ(約8900万円相当)を密輸しようとしたと
して、関税法違反(無許可輸入未遂)などの疑いで、同府泉佐野市職員の荒谷真紀容疑者(43)と知人の
女(60)ら計3人を逮捕した。

 逮捕容疑は6月26日、共謀して、韓国の仁川空港から関西空港に到着した際、スーツケースなどに隠した
金の延べ板20枚を税関に申告せずに持ち込もうとし、消費税など計約710万円の支払いを免れようとした
疑い。

 同隊によると、荒谷容疑者は「知人の女に頼まれて持ち込んだが、中身は知らなかった」と容疑を否認して
いる。税関の検査で発覚した。

 同隊は17日、泉佐野市役所を家宅捜索した。市によると、荒谷容疑者は健康福祉部国保年金課の主任。
千代松大耕市長は「市民に深くおわびする。全容解明を待って厳正に対処する」とのコメントを出した。

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