西条発電所、建て替え工事を一部中止 関係者がコロナ感染

四国電力は13日、西条火力発電所(西条市)で進めている1号機の建て替え工事について、工事関係者の新型コロナウイルス感染が相次いでいるため、11日から工事の一部を中止していると明らかにした。

四電によると、7日以降クラスター(感染者集団)が発生するなど協力会社従業員計16人が感染した。工事に従事する約1200人のうち、感染が確認された設備系の約千人を自宅待機とし、抗原検査を順次実施する予定。土木系の約200人は工事を続けている。

四電は「発電所全体での対策を一層徹底し、感染拡大防止を図る」とコメント。発電事業に影響はないとしている。

新1号機は2023年6月の営業運転開始を予定している。