『相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』(あいぼう げきじょうばん スリー きょだいみっしつ とくめいがかり ぜっかいのことうへ)は、2014年4月26日に全国東映系にて公開された日本映画。

相棒 -劇場版III-
巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ
監督 和泉聖治
脚本 輿水泰弘
製作 松本基弘、伊東仁、遠藤英明、西平敦郎、土田真通

キャッチコピーは「全ての「謎」を終わらせる。」、「相棒史上、最高密度のミステリー。」「その島に触れてはならない「秘密」が眠る。」。

警視庁に登庁した杉下右京と甲斐享は、組織犯罪対策5課の課長・角田六郎に「珍客が来ている。」と告げられる。 部屋に向かうとかつて特命係に在籍し、右京と共に数々の事件を解決に導いた神戸尊が待っていた。
右京の紹介を通じ、特命係の「先輩」に挨拶を交わす享。 尊は「馬に蹴られて男性が死亡した事件を御存知ですか?」と問う。無論右京は知っていたが、尊は鳳凰島へ潜入し、事故と島の実態について調査してほしいと言う。

鳳凰島は、民間人が私有地として所有している島で、民間軍事会社の社員たちが寝食を共にし、厳しい訓練を行っていた。
島には自衛隊を退官したOBばかりが揃い、密かに非合法兵器を製造していると言う噂が立っていた。
その非合法兵器とは生物兵器であり、防衛省が活動を支援していたが、
警察と自衛隊による複雑な因縁があるため、容易に手を出せない状況にあると告げる。

そこで、特命係に捜査させるよう、享の父・峯秋からの密命を受けて来たことを説明した尊は、強制はしないとしながらも八丈島経由の鳳凰島行きのチケットを置いて特命係を去っていった。
残された二人は気が進まないとしながらも、実況見分と称して島へ向かう事にした。

八丈島署の刑事の案内により島に着いた二人は、民兵のリーダー格の神室司と挨拶をし、本拠地へ案内してもらう。
早速捜査に乗り出した右京と享だが、その過程で単なる事故ではなく殺人という事を悟る。

後に国防問題に端を発した、政府や防衛省の陰謀をも巻き込む、未曾有の事件に発展していく事を右京達はまだ知らなかった。