内堀福島県知事がコロナ感染 無症状 公務復帰時期は未定
2022/05/23 09:45

 福島県は22日、内堀雅雄知事(58)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同日に受けたPCR検査で陽性となった。無症状で、自宅待機をしている。公務復帰の時期は未定。県職員に濃厚接触者はいないという。

 内堀氏は今後自宅療養する方向だが、具体的な対応については福島市保健所の指示に従う。23日に予定されていた知事定例記者会見は中止とし、24日以降の公務は今後調整する。症状がなく、電話やメールで対応できることから職務代理者は置かない方針。復帰までの公務は副知事以下が対応し、内堀氏の出席が必要な行事は延期や中止とする。

 内堀氏は16日夜に福島市の飲食店で4人で会食した。18日に出席者の1人が感染したとの連絡を受け、同日午後からリモート勤務していた。19日午前に受けたPCR検査では陰性だったが、23日の公務復帰に向けて22日午前にPCR検査を受けたところ感染が判明した。会食時は感染防止対策を徹底していたことから、県は感染との関係は不明としている。

 内堀氏は新型コロナワクチンの2回目を接種済み。2月頃から3回目接種の日程を調整したが、副反応などを考慮し、接種翌日の公務も入れないようにするため調整がつかなかった。20日に受ける予定だったが、会食同席者の感染で自宅待機となったため接種できていない。

 内堀氏は22日、「誰もが感染する可能性がある。感染を拡大させないために引き続き基本対策に取り組んでほしい」とのコメントを出した。

https://www.minpo.jp/news/moredetail/2022052397305