これが康友不出馬本当の理由

【 経済界との“溝”決定打か 鈴木浜松市長不出馬 知事選機に、区再編でも 】 10/26(水)

不出馬が決定的となったのは、鈴木市長を擁立し、支援してきた市内経済界の一部との“溝”が要因と指摘する見方もある。

 「もう、次の市長選はない。出馬しても応援しない」。

 次期市長選まで1年と迫った今春、鈴木市長を支援してきた「企業関係者の1人が強い口調」で断じた。
別の有力支援者も「後継が見つからなければ、出馬を求める可能性もある」と言葉少なに語り、不出馬をにおわせた。
『既にこの時、経済界の一部は鈴木市政に見切り』を付け、後継候補の模索を進めていた。

 両者の溝のきっかけは昨年6月の知事選。当時、「自民党が鈴木市長に出馬を要請し、鈴木市長も前向きに傾いた」とされる。
だが、行財政改革の締めくくりで、『最大支援者の鈴木修スズキ相談役(92)ら経済界が要望する行政区再編』は区割り案すら決まらず、
道筋が立たないまま。長年対立してきた自民の“ラブコール”に応じて前のめりに動く姿は『経済界軽視』と映り、不信感が募った。