「あのゴーマンな男が下手に出なければならないほど、石原氏は追い込まれているということでしょう。
張本人がようやく表に出てきた形です。ただ、小池氏に協力しただけで、はい、オシマイ、としては絶対にいけない。
全容を全て明らかにするとともに、きちんと責任を取ってもらう必要があります」

 石原氏がビビっている理由はもうひとつ。“小池新党”の行方だろう。10月30日に開講する政治塾が発展し、
新党結成という流れになれば、東京の“勢力図”は一変する。衆院議員である2人の息子、石原伸晃氏、宏高氏の選挙区に、
小池塾から“刺客”が送り込まれれば、落選危機だ。

 これまで強気一辺倒で頭を下げられなかった男が、「大年増の厚化粧」とこき下ろしていた相手に最後の最後で“命乞い”。
晩節を汚すとは、まさにこのことである。