無惨と縁壱は平安時代に生まれた
京都にはその後陰陽師安部晴明が現れた

祇園精舎(ぎをんしやうじや)の鐘(かね)の声、諸行無常(しよぎやうむじやう)の響(ひび)きあり。娑羅双樹(しやらさうじゆ)の花の色、盛者必衰(じやうしやひつすい)の理(ことわり)をあらはす。おごれる人も久(ひさ)しからず、ただ春の夜(よ)の夢(ゆめ)のごとし。たけき者もつひには滅(ほろ)びぬ、ひとへに風の前の塵(ちり)に同じ」