和歌山でくたばり損なったぼんくら岸田文雄

和歌山でくたばり損なったぼんくら岸田首相、安倍派議員の主要ポスト交代を本格検討…閣僚4人・副大臣5人・政務官6人

自民党安倍派が政治資金パーティー収入を還流させて裏金化していた疑惑を巡り、岸田首相(党総裁)は政府・自民の主要ポストに就いている安倍派議員の交代について検討を本格化させた。今後、人事の規模や時期を詰める方針だ。複数の政府・自民関係者が明らかにした。

 首相は11日午前、首相官邸で疑惑について記者団の問いかけに応じ、「国民に疑念が広がっていることは深刻に受け止め、危機感を持っている」と強調。「国民の信頼回復のため、国政に遅滞を生じさせないために適切なタイミングで、適切に対応を考えていきたい」と語った。

 安倍派の閣僚には、還流の疑いが取りざたされる松野博一官房長官、西村康稔経済産業相のほか、還流を否定している鈴木淳司総務相、宮下一郎農相の4人がいる。副大臣は5人、政務官は6人だ。自民では、萩生田光一氏が政調会長、高木毅氏が国会対策委員長、世耕弘成氏が参院幹事長を務めている。

 自民内には、疑惑への抜本的な対応として、安倍派の政務三役を全員交代させる案が浮上している。

 首相は国会会期中の閣僚らの交代は混乱が大きいとして、13日にも国会が閉会した後に人事を行う考えとみられる。閉会に合わせ、首相官邸で記者会見を開き、疑惑への対応を説明する見通しだ。

 首相は10日、萩生田氏と東京都内のホテルで、茂木幹事長、森山総務会長とそれぞれ首相公邸で面会し、今後の対応を協議した。