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2021年11月03日11時05分



イギリスで開かれている国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)をめぐり、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(18)が会場近くで行われた若者たちのデモに参加した。そこでグレタさんが繰り返したフレーズが話題になっている。きょう3日(2021年11月)の「めざまし8」が取り上げた。

「ノー・モア・ブラー、ブラー、ブラー!」。グレタさんは1日、気候変動対策を訴えるデモで参加者たちに繰り返しこう呼びかけた。日本語に訳すと、「ああだこうだ言うのはやめろ」という意味だ。

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温暖化問題にどう向き合うか



 谷原章介「「やばいなと思った時には、もう戻ってこられない」
グレタさんは「このCOP26はこれまでのところ、以前のCOPと全く同じです。COPの中には、私たちの未来や現在を真剣に受け止めているふりをしている政治家や権力者がいる。変化は会場内では起きない。あれはリーダーシップではない」と痛烈に批判し、参加者とともに「ノー・モア・ブラー、ブラー、ブラー」を連呼していた。

きのう2日に会議の冒頭で挨拶したイギリスのジョンソン首相は、「(気候上昇を1.5度に抑えるというパリ協定の合意について)もし我々が何もしなければ、その約束は『ブラー、ブラー、ブラー』以外の何物でもなくなるだろう」と早速グレタさんのフレーズを真似していた。

このデモの中には、1人の日本人女子高生の姿もあった。「日本のJK気候危機だからCOP26行っちゃう」という手書きのパネルを掲げて参加していたのは、高校1年の福代美乃里さん。「私が大学生になった時に声をあげたのでは取り返しがつかない。自分たちの未来を守るためにこういう活動をしている」と話していた。

MCの谷原章介「やばいなと思った時には、もう戻ってこられない。気候は急には変わらないですよね」

 COP26の会合では日本の岸田文雄首相もスピーチを行い、「2050年カーボンニュートラルを長期戦略のもと実現していく」「再エネを最大限導入しながら、クリーンエネルギーへの移行を推進し、脱炭素社会をつくりあげる」などと表明したが、グレタさんからみたら、「ノー・モア・ブラー、ブラー、ブラー」だったかな。

(キャンディ)