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2021/11/09(火) 10:33:07.63ID:gtcFe9yG9毎日新聞 2021/11/9 09:33（最終更新 11/9 09:33） 472文字
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連続4選が確実となったニカラグアのオルテガ大統領（右）＝首都マナグアで2018年9月5日、AP
中米ニカラグアで7日実施された大統領選は、反米左派の現職、ダニエル・オルテガ大統領（75）の連続4選、通算5期目の当選が確実になった。地元メディアなどが報じた。ただ、事前に政敵を排除するなど選挙は「出来レース」との見方が強く、欧米などは独裁色を強めるオルテガ氏に批判を強めている。
選挙管理当局などによると開票作業はほぼ終了し、オルテガ氏の得票率は約76％で、2位以下を大きく引き離している。投票率は65％としているが、選挙を監視する市民団体は80％前後が棄権したと主張した。
大統領選を巡り、野党の有力候補者7人は事前に拘束されて立候補すらできなかった。オルテガ氏以外の5人の立候補者も政権側に協力的な人物とみられていた。
オルテガ政権に経済制裁を加えている米国と欧州連合（EU）は大統領選の正当性に疑義を呈しており、バイデン米大統領は声明で「選挙は茶番だ」と批判した。EUも声明で「ニカラグアは独裁体制へ転換した」と強調。地元メディアなどによると、隣国コスタリカやパナマ、チリ、英国などからも非難の声が上がっている。【サンパウロ中村聡也】
