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2021/11/10(水) 06:56:09.07ID:0UaIrPCe9毎日新聞 2021/11/10 06:06（最終更新 11/10 06:10） 755文字
米国の野党・共和党のゴサール下院議員（西部アリゾナ州選出）がツイッターで、与党・民主党のバイデン大統領やオカシオコルテス下院議員に暴力を振るう内容に改変した日本アニメの映像を公開し、物議を醸している。ペロシ下院議長（民主党）は「暴力による脅迫は容認できない」と批判し、下院倫理委員会や捜査機関による調査を求めている。
問題の映像は、ゴサール氏が7日に自身のツイッターアカウントに投稿した。アニメ「進撃の巨人」の映像を改変し、「移民の攻撃」と日本語で題されている。
メキシコとの国境に移民が殺到し、国境警備隊が対応にあたる現実の映像を交えながら、ゴサール氏を模したキャラクターが、顔部分をオカシオコルテス氏に変えた巨人を攻撃したり、剣を手にバイデン氏に立ち向かったりしている。
オカシオコルテス氏は8日にツイッターで「気持ち悪い同僚議員が私を殺す空想の映像を公開した。共和党の指導部は彼を応援するだけで、彼はどんな処分も受けないだろう」と指摘した。
ゴサール氏は、2020年の大統領選挙や今年1月の議会襲撃事件を巡って陰謀論を主張するなど、過去にも言動が問題視されてきた。9日には「南部の国境は不法入国者に侵略されている。オカシオコルテス氏とバイデン大統領は国境開放政策を擁護し続けている。私は法による支配のために闘う」と投稿を正当化した。ゴサール氏のスタッフは米紙ワシントン・ポストに「落ち着いてほしい。これはアニメだ。ゴサール氏は暴力を賛美していない」と釈明した。
ツイッター上では9日時点で、「このツイートは、ヘイト（憎悪）行為についてのツイッターのルールに違反しています。ただし、ツイッターでは、このツイートに公共性があると判断したため、引き続き表示できます」と注釈を付けている。【ワシントン秋山信一】
