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2021/11/11(木) 22:20:15.80ID:voIYg8Kt9毎日新聞 2021/11/11 21:18（最終更新 11/11 21:18） 762文字
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中国の習近平国家主席＝北京で2021年10月9日、AP
中国共産党の重要会議である第19期中央委員会第6回総会（6中全会）は11日、党100年の歴史を総括する「歴史決議」を採択し、閉幕した。国営新華社通信が伝えた。「歴史決議」をした指導者は毛沢東、〓小平に次いで習近平総書記（国家主席）が3人目で、40年ぶり。習氏は異例の3期目を視野に入れているとされ、決議によって習指導部が継続することの正当性を示した形。習氏は「1強体制」をさらに確固たるものとする一方で、独裁を懸念する声も高まりそうだ。
会議は「中国共産党100年の奮闘による重大な成果と歴史的経験に関する決議」を主要議題として討議した。新華社が報じたコミュニケによると、会議では習氏自身が決議案を説明。毛、〓に加え歴代指導者の功績を評価した上で、習氏を「核心」とする指導部のもとで「長年にわたり解決できなかった問題を解決した」と指摘。「歴史的な成果を推進し、歴史的な変革を起こした」と強調した。
習氏は「豊かさ」を追求する〓の時代から「強さ」を目指す新時代への転換を強調しており、格差解消や富の再分配を重視する「共同富裕」を打ち出してきた。コミュニケは、共同富裕を促進すると明記した。
会議では、来年の下半期に第20回党大会を北京で開催することも決めた。習氏としては党大会に向けて、歴史決議で時代に区切りを付け、自身を新時代の指導者と位置づける象徴的な意義がある。
コミュニケでは習氏が進めた「反腐敗闘争」を「断固として進める」とも指摘。また台湾についても米国の動きを念頭に「外部勢力の干渉に断固として反対する」と強調した。
2012年に総書記に就任した習氏は、16年の6中全会で党の「核心」と位置付けられるなど、権力の集中を推し進めてきた。今回の決議によって集団指導体制の形骸化はさらに進みそうだ。【北京・岡崎英遠】
