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2021/11/19 15:02



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政府系研究機関、太平洋に向け実弾射撃 12月まで断続的に

(台東中央社)政府系研究機関、国家中山科学研究院(中科院)は18日夜、太平洋に向けて地対空ミサイルの試験射撃を実施した。実弾の試射は来月上旬まで断続的に行われる予定。

試射が行われたのは、南部・屏東県の九鵬基地と東部・台東県成功鎮の沿岸部。台東で発射風景を観察した中科院の元職員はメディアの取材に、九鵬からは地対空ミサイル「天弓3型」、成功からは同「天弓2号」がそれぞれ発射されたとの見解を示した。

行政院(内閣)農業委員会漁業署の情報によると、試射は18日から来月10日まで断続的に実施される。数十キロから数百キロが危険区域となり、弾道の頂点高度は2万5000フィート(約7.6キロ)以下から「無限」とされている。

中科院の元職員は試射される火器について、危険区域と頂点高度からみて、「天弓3型」や多連装ロケット砲「雷霆2000」、最大射程距離が1500キロに達するとされる巡航ミサイル「雲峰」などが発射されるのではないかと語った。

一方で軍関係者は中央社の取材に対し、今月1日から18日までに中国の護衛艦やミサイル駆逐艦、情報収集艦計10隻のほか、米国の弾薬補給艦と駆逐艦計4隻、韓国の駆逐艦1隻が東部沖を航行したと明らかにした。

(盧太城/編集:齊藤啓介)