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2021年12月5日 14時51分スポーツ報知

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大阪・テアトル梅田で映画「幕が下りたら会いましょう」の舞台あいさつを行った松井玲奈(左)と前田聖来監督



 元SKE48で女優の松井玲奈(30)が5日、大阪・テアトル梅田で、映画「幕が下りたら会いましょう」の舞台あいさつを、前田聖来監督(25)とともに行った。

 松井にとって初の単独主演映画。売れない劇作家・麻奈美(松井)が妹の死を機に、自分と向き合っていく姿を描く。年下の前田監督から感情をそぎ落とす演技を求められた松井は「監督は私の10倍ぐらいエネルギーがあって、はつらつとしている。陽と陰。監督は現場でチャキチャキでしたが、私はズ〜ンとしていた」と苦笑いした。

 劇中で麻奈美は、高校時代からの友人・早苗(日高七海)の存在に救われる。松井は「足りない部分を補い合っている2人。プーさんみたいだなと思ったんです」と、ディズニーキャラクターの「くまのプーさん」をたとえに挙げた。

 「ピグレットっていう小さい豚と一緒にいるんです。プーさんは楽観的で、すぐ『大丈夫だよ』と言うんですが、ピグレットは心配性。その関係性に近からず遠からず。私の中でシンパシーを感じます。多分、みなさんの周りにいる友達や近しい人たちにもいるはず。これを私は勝手に『プーさん理論』って呼んでいます。それを伝えたかっただけなんです」と力説すると、客席から笑いが。「なんか、ごめんなさい。こんな空気になるとは…」と照れくさそうにしたが「人の温かさを改めて気づかせてくれた作品。自分の足りない部分を補ってくれる人を大切にしてほしい」とアピールした。