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2021年12月09日23時35分

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三菱自動車(左)と日産自動車のロゴ(EPA時事)




 三菱自動車と日産自動車が、衝突試験データに異常があったとして、軽自動車3車種の生産と販売を停止していることが9日、明らかになった。両社は「安全性の問題はない」と説明しているが、原因は判明していない。生産・販売の停止は3日からで、再開のめどは立っていない。
 対象車種は、三菱自の「eKスペース」と「eKクロス スペース」、三菱自が日産にOEM(相手先ブランドによる生産)で供給している「ルークス」。異常があったのはシートベルトとエアバッグに関する試験データで、今月1日に日産側から三菱自に連絡があったという。国土交通省には既に届け出た。
 両社は「確認作業を行っている」として、データの異常に関する具体的な内容は明らかにしていない。部品の安全性などに問題があった場合、リコール(回収・無償修理)に発展する可能性もある。