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[ 2021年12月10日 05:30 ]

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豊田恵美市議(本人インスタグラムから)

 今年の「ミセス京都」ファイナリストにも名を連ねた京都市の豊田恵美市議(41=自民党)が9日、事務所職員だった夫がケガで働いていない期間に、政務活動費から給与を支出した疑いがあると週刊文春が報じたことについて、市内で記者会見した。

 インスタグラムで「#ミセス京都ファイナリスト」の文字とともにあでやかな着物姿も公開している恵美氏。会見では全身黒の装いで「(夫の)労働実態はあった」と述べ、不正支出を否定した。

 事の発端は夫・貴志氏(46)の告発だ。貴志氏は京都府議、同市議を務めた経験があり、妻の事務所職員として雇用されていた。だが20年3月に交通事故で首を痛めて休業。働いていなかった間に、妻が給与を不正に支出したと主張した。

 恵美氏の政務活動費の収支報告書では、20年4月〜今年3月までの職員給与として、計約137万円を計上。貴志氏は、休業期間を20年3月24日から11月4日までとする妻自筆の休業損害証明書を保険会社に提出しており、少なくともこの間は不正支出が明白だと訴えている。

 架空の人件費を不正に支出していた疑いを夫から向けられた恵美氏。会見では「事故後も貴志氏は普通に生活しており、事務所でも仕事を継続していた」と真っ向から反論した。自筆の休業損害証明書については「夫に強要されて書いてしまった。その点は心から反省している」とした上で「夫は常に高圧的で私は断り切れない弱い立場にあった」とも主張した。

 給与が振り込まれた貴志氏名義の口座を巡っても「妻が管理していた」という貴志氏に対し、恵美氏は「夫婦合意で2人で管理している」と認識が分かれている。2人は別居中で、小4の一人娘は恵美氏と暮らしているという。恵美氏によると、離婚協議が難航しており、離婚調停に向けて準備を進めている。貴志氏は報道機関の取材に「不正をはたらく人間が(娘を)育てることはできない」と主張。公私で亀裂が走る夫婦関係の泥沼は深まるばかりだ。


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サイトにアップされている豊田貴志氏との結婚写真(本人公式サイトから)

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豊田夫妻の双方の主張
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