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2021/12/14 11:58


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東京出入国在留管理局=東京都港区

中国人の在留資格の変更を不正に行ったとして、警視庁組織犯罪対策1課などは入管難民法違反の疑いで、東京都杉並区高井戸東の行政書士、石川和仁容疑者(61)と、いずれも中国籍の行政書士補助者、温建欧容疑者(31)=埼玉県川口市川口=と飲食店従業員の周春明容疑者(23)=同市原町=を逮捕した。同課によると、3人は容疑を認めている。

組対1課によると、中国籍の男が中国系SNSで「在留資格変更できます」などと宣伝。それを見た周容疑者が石川、温両容疑者が勤める行政書士事務所に連絡し、主犯格である別の中国籍の男が不動産を紹介した。

その際、石川容疑者らは、「留学」での在留資格だった周容疑者が小売業を行っていると虚偽の在留資格変更の申請を行っていた。主犯格の中国籍の男らは平成28年8月から令和3年10月ごろまでに、日本での滞在期間を延ばしたい中国人留学生ら約80人の在留資格変更を行い、4500万〜6千万円の収益を得ていたとみられる。

逮捕容疑は2年4月24日、虚偽の在留資格変更許可申請書などを東京出入国在留管理局に提出し、6月25日、「留学」から「経営・管理」へ在留資格変更の許可を不正に受けたとしている。