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毎日新聞 2021/12/27 12:01(最終更新 12/27 12:01) 463文字




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警視庁=米田堅持撮影

 警視庁は27日、東京都目黒区にある区営住宅の申込者38人分の個人情報が入ったフロッピーディスク(FD)2枚を紛失したと発表した。申込者が暴力団関係者かどうか照会するため、同区から個人情報を提供されていた。現時点で情報の流出や悪用は確認されていないという。

 組織犯罪対策3課によると、FDには区営住宅に申し込んだ20〜80代の男性38人の氏名、生年月日、性別が記録されていた。38人は暴力団関係者ではなかったという。



 組対3課と目黒区は2012年、区営住宅申込者が暴力団関係者ではないかを照会する協定を結んでいた。FDは19年12月と今年2月、照会のため目黒区から預かり、組対3課内の鍵が付いた収納庫に保管されていた。今月7日、区担当者から同課に新たな照会の依頼があり、FDを返却しようとしたところ紛失が分かった。誤って廃棄された可能性もあるという。

 同課の宮本博嘉課長は「38人の方に対しては誠に申し訳なく、心からおわび申し上げる。個人情報の取り扱いは今後も指導を徹底し、再発防止に努めていく」とコメントした。【安達恒太郎】