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毎日新聞 2021/12/28 06:00(最終更新 12/28 06:00) 有料記事 1991文字




 熊本県の県立高在学中にいじめを受けたと訴える男性は、22歳になった今も自宅で過ごす時間が多く、外に出られずにいる。当時は担任から同級生への聞き取り調査の記録を見せられ、対策を取るとした高校を信じていた。だが、その後もいじめは続いたばかりか、調査記録などの文書の開示を求めた男性に届いたのは予想外の回答だった。「(文書は)存在しない」

 男性は2015年に熊本市の県立東稜高に入学。男性や母(56)によると、入学直後から複数の同級生に、縮毛をからかわれる▽バッグにしょうゆをかけられる▽机にマヨネーズやケチャップのようなものを塗られる▽ライターを出して「髪を燃やしてやろうか」と言われる▽プールの授業中に首を絞め…

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