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2022年01月03日15時35分

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上海にある中国不動産開発大手の中国恒大集団のビル=2021年10月(EPA時事)




 【北京時事】香港証券取引所は3日、経営危機に陥っている中国不動産開発大手・中国恒大集団の要請を受け、同社株の取引を停止した。恒大は声明で「内部情報」を公表すると説明しており、巨額債務問題などで何らかの動きがあった可能性もある。


 恒大は約190億ドル(約2兆2000億円)の外貨建て債務を抱えているが、一部社債の利払いが滞り、デフォルト(債務不履行)の瀬戸際にある。同社は債務再編に向けて債権者との協議に入る意向を示す一方、地元の広東省政府の実質的な管理下で経営再建を目指している。
 恒大は先月上旬に猶予期限が切れた子会社発行のドル建て社債の利息8250万ドルを支払えなかったとされ、格付け大手のフィッチ・レーティングスとS&Pグローバル・レーティングは恒大が部分的なデフォルトに陥ったと認定した。