https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/02/01/kiji/20220131s00042000612000c.html
[ 2022年2月1日 05:30 ]

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ハンバーガーを食べるカラス
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 東京都心のカラスがピーク時の7分の1にまで減少したことが31日までに明らかになった。

 都市部に棲息する鳥の生態を研究する「都市鳥研究会」が昨年12月に実施した「第8回都心におけるカラスの個体数調査」で判明。対象となった国立科学博物館付属自然教育園(港区)、明治神宮(渋谷区)、豊島岡墓地(文京区)の3カ所で計2785羽を確認。前回15年(4816羽)からは約4割減り、ピークだった00年の1万8658羽からは85%も減少していた。調査は85年から5年ごとに実施してきたが、20年に予定していた第8回は新型コロナの流行で1年延期されていた。同会の川内博代表(72)は「カラスがあさる生ごみなどの対策を都が進めてきたことに加え、コロナ禍で飲食店から出る事業系ごみが減った影響も考えられる」と指摘した。