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2022年02月02日20時43分




 【フランクフルト時事】欧州連合(EU)統計局が2日発表した1月のユーロ圏の消費者物価指数(速報値)は、エネルギー価格の高騰が響き、前年同月比5.1%の上昇となった。上昇率は昨年12月の5.0%を上回り、過去最高を更新した。
 1月の物価上昇率は、エネルギーが28.6%と前月の25.9%から加速。食料品・アルコール・たばこも3.6%(前月3.2%)に拡大した。ただ、欧州中央銀行(ECB)が物価の基調判断で重視するエネルギーや食品を除いた「コア指数」は2.3%(同2.6%)に減速した。
 ECBは3日に定例理事会を開く。ラガルド総裁が今後のインフレ見通しについてどのような発言をするか注目される。