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毎日新聞 2022/2/7 11:45(最終更新 2/7 12:53) 455文字




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バッハ・IOC会長=代表撮影

 国際オリンピック委員会(IOC)は7日、中国の元副首相に性的関係を強要されたと訴えた中国の著名テニス選手の彭帥(ほう・すい)さんとトーマス・バッハ会長が北京市内で5日に夕食を取りながら会談したと発表した。

 会談は、2人に加えてIOCアスリート委員会のカースティ・コベントリー前委員長も同席。新型コロナウイルスの感染拡大が収束後、IOC本部があるスイス・ローザンヌに彭帥さんを招待することを約束したという。彭帥さんは5日夜、バッハ氏と会談後に北京冬季オリンピックのカーリング混合ダブルス、中国対ノルウェー戦を観戦した。今後も複数の種目を観戦する。フランス紙レキップによると、彭帥さんは「(バッハ氏と)土曜日(5日)に一緒に夕食を取り、良い話し合いと交流ができた」と話したという。



 彭帥さんを巡りバッハ氏は、3日の記者会見で北京五輪期間中に彭帥さんと会うことを明らかにし、「状況を確認するためには対面の会談が最も理想的だ」と説明していた。開催国の中国への疑念を沈静化させる狙いがあるとみられる。【北京・小林悠太】