自動車部品大手のマレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)は1日、経営再建に向け、私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を申請した。7日にもメインバンクのみずほ銀行をはじめとする金融機関を集め、1回目の債権者集会を開く予定。負債総額は1兆円超で、取引金融機関に対して債権放棄などを求める。

 事業再生ADRは、中立の立場にある専門家が調整役となって企業の再建を目指す手法。裁判所が関与する法的整理と比べ迅速な手続きが可能だが、原則として全債権者の同意が必要になる。

時事通信 2022年03月01日22時33分
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