編集委員 石塚由紀夫

日韓が少子化に深く沈んでいる。合計特殊出生率(1人の女性が生涯産むと推計される子どもの数)は共に経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最下層。それぞれの政府がこのほど発表した2021年の出産動向の統計でいずれも前年実績を下回り、少子化が加速している。新型コロナウイルス感染拡大の影響はあるが、両国に共通する構造的な問題はほかにもある。性別役割分担意識の強さが、女性に結婚・出産をためらわせる元凶にな...(以下有料版で、残り2327文字)

日本経済新聞 2022年3月16日 10:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD094540Z00C22A3000000/?n_cid=SNSTW005