ベトナム北部ビンフック省の男性2人が工業用アルコールであるメタノールから製造された酒を飲み
メタノール中毒で死亡する事件が発生した。
ビンフック総合病院が4日に行った発表によると、52歳と60歳の男性2人が新年休暇中に意識が
混濁した状態で病院に搬送され、皮膚は紫色に変色していたという。
病院到着時に2人のバイタルサインは既に失われていた。
家族の話から2人は出所が不明な酒を大量に摂取したことが明らかになっている。
同病院の医師は胸骨圧迫と人工呼吸を行い、血圧を上昇させるバソプレッサーを投与したが
2人の男性を救うことはできなかった。
その後、医師は2人の死因をメタノール中毒として結論付けている。
同病院救急部のグエン・ヴァン・ティエン医師によると、アルコール中毒にはエタノール中毒と
メタノール中毒の2種類がある。
エタノールは一般的に食用作物の発酵によって作られ、アルコール飲料の主成分として使用され
メタノールは化学反応によって作られる有毒なアルコールで、溶剤や殺虫剤、代替燃料源として工業的に利用されている。
メタノールによるアルコール中毒はエタノール中毒よりもはるかに深刻で危険である。

メタノールを使ったアルコール飲料の製造は違法であるが、製造が簡単で収益性が高いため
ベトナムでは多くの人がメタノールからアルコール飲料を製造している。

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[c poste-vn.com 2023年01月05日(昨日)13時31分 公開
https://poste-vn.com/news/2023-01-05-13943