男性巡査長、取り調べ室で男子中学生の胸ぐらつかむ…「正しい方向へ導きたかった」

 神奈川県警相模原署の男性巡査長(36)が3月、署内の取り調べ室で、中学生の男子生徒(14)の胸ぐらをつかむなど不適切な行為をしていたことが、県警への取材でわかった。

 県警によると、巡査長は3月21日午後8時頃、他の少年と共謀してバイクを盗んだ疑いで取り調べを受けていた生徒の胸ぐらをつかみ、暴言を吐いたとみられる。生徒にけがはなかった。

 県警の調査に対し、巡査長は「生徒を正しい方向へ導きたかった」と話し、反省しているという。

 巡査長は別件で生徒を担当したことがあり、別の警察官による取り調べ中、室内に入ってきた。県警は状況を詳しく調べるとともに、処分を検討する。