4日午後5時55分頃、千葉県習志野市本大久保の民家近くの路上で、習志野署地域課の男性巡査長(35)が、包丁を持って向かってきた男に拳銃を2発発砲した。銃弾は当たらず、男にけがはなかった。同署は公務執行妨害の疑いで男を現行犯逮捕した。

 発表によると、逮捕されたのは、この家に住む男(75)。男の妻から「夫婦げんかで外に出された」と110番があった。署員5人が駆けつけたところ、男が包丁を振り回し、制止に従わず近づいてきたため、巡査長が男の足元と上空に向けて1発ずつ発砲したという。

 同署の丸山篤副署長は「現時点で拳銃の使用は適正だった」と説明している。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20211105-OYT1T50126/