0001きつねうどん ★
2021/11/15(月) 21:54:44.12ID:CAP_USER小牧演じるペギー松山に憧れた少年も少なくない
現在放送中の『機界戦隊ゼンカイジャー』（テレビ朝日系）は「スーパー戦隊」シリーズの４５作目。記念すべき第１作『秘密戦隊ゴレンジャー』が始まったのが１９７５年。今回はこの年のエンタメを振り返る。
「ゴレンジャー」の誕生は、テレビ局ネットワークの“腸ねん転”が解消されたことがきっかけとなった。ネットチェンジによって、「仮面ライダー」シリーズの放送権はＮＥＴ（現テレビ朝日）−毎日放送（ＭＢＳ）から、ＴＢＳ−ＭＢＳに移ったのだ。
このため、有力コンテンツを失ったＮＥＴは、新たなヒーローを模索。女性を入れた複数ヒーローによるチームもの、カラー放送に即したカラフルさといった要素を盛り込んだのが「ゴレンジャー」だったわけだ。言ってみれば「アベンジャーズ」の先駆けだろう。
赤＝熱血リーダー、青＝クールなサブリーダー、黄＝おおらかな大食漢、桃＝紅一点、緑＝一番の若手−といった、後の戦隊ものを築くフォーマットはほぼ完成している。キレンジャーはカレーが大好物ということは番組を未見の人でもご存じではなかろうか。
アカレンジャーに誠直也、アオレンジャーに宮内洋をキャスティングしたのも画期的だった。『ファイヤーマン』（７３年）で主役を演じた誠と、『仮面ライダーＶ３』（７３年）の宮内という２大ヒーローがそろい踏みしたからだ。当初は出演に難色を示した宮内も「赤は宮本武蔵、青は佐々木小次郎」と説得されたという。
キャストでもうひとり注目は「いいわね、いくわよ」でおなじみのモモレンジャーの小牧リサ。健康的なホットパンツ姿は目にまぶしかったが、採用の条件は「脚を出せること」だった。
小牧はその後、『バトルフィーバーＪ』（７９年）でミスアメリカのスーツアクターも務めた。ドラマ版『人間の証明』（７８年、ＴＢＳ系）ではジョニーの死を目撃するエレベーターガール役で出演している。
原作の石ノ森章太郎は『週刊少年サンデー』で連載していたが、次第にギャグ漫画に方向転換し、『ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ』と改題。キャラも２頭身へと異例の変更となった。
番組も子供受けするギャグ要素を増やしたことで人気を博し、２年にわたって放送されることになる。
■秘密戦隊ゴレンジャー １９７５年４月５日〜７７年３月２６日放送、全８４話。主題歌『進め！ ゴレンジャー』はささきいさおと堀江美都子のデュエット。初代キレンジャー役の畠山麦は７８年に死去している。
https://www.zakzak.co.jp/ent/news/211115/enn2111150001-n1.html
