0001きつねうどん ★
2021/11/28(日) 07:55:14.84ID:CAP_USERオーストラリア西部のクリスマス島で、森から現れた何百万匹という膨大な数の「カニ」が、道路を埋め尽くし、海に向かって大行進する珍しい現象が発生した。実は、この大行進は世界的に名高く、一眼見ようと観光客が訪れるほどで、島の一大イベントだという。
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大量のカニが出没したクリスマス島は、オーストラリア西部の都市パースから北西約2600キロのインド洋に浮かぶ小さな離島だ。現在約2000人の住民が暮らしている。
この島では、森に生息する真っ赤なカニ「アカガニ」が、雨季が始まる毎年10月から11月頃に、交尾や産卵を行うために一斉に海へ向かって行進する。
移動するアカガニの数は毎年推定5000万匹ほどで、道路や住宅地、オフィスの立ち並ぶ場所まで、関係なく通り抜けて海へ移動する。
道路が赤く染まってしまうほど大量のカニが現れるため、車の通行ができなくなってしまう。そのため、この時期は一部の道路が封鎖される。
オス、メスの順に海に到着すると、カニたちは水分補給のために水浴びをし、そして産卵する。1シーズンで10万個もの卵を産むこともあるという。その後、カニたちは一斉に森へ帰る。それゆえこのイベントは数週間にも及ぶのだ。
世界的に有名な動物・植物学者のデビッド・アッテンボローは、この光景を「大きな緋色のカーテンが崖や岩を下って海に向かっていくようだ」と表現している。
アッテンボローは、実際にこの光景を自ら撮影し“地球上で最も驚くべき出来事の1つ”と話し、「これまでに撮影した映像の中でもトップ10に入る」と太鼓判を押すほど、その壮大さに感服したようだ。
大移動を捉えた映像が公開されると、インターネット上ではさまざまな反応が見られた。「素晴らしい！」「非現実的で美しい」と感嘆する人もいれば「ホラー映画に出てきそう」「悪夢のような映像にみえる」とあまりの数の多さに怖がる人も。
今や毎年恒例の島の一大イベントとなったカニの大行進だが、オーストラリアの自然を管理する「パーク・オーストラリア」のスタッフは、交通整理や道路の封鎖、道路に落ちたカニの除去などで大忙しのようだ。
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