宮崎市の飲食店で肉の刺身の盛り合わせなどを食べた男女11人が食中毒の症状を訴えました。

 保健所が検査した結果、患者からは、カンピロバクター属菌が検出されたということです。

 食中毒が発生したのは、宮崎市中央通りで飲食店を営業している「卯月」です。

 宮崎市によりますと、11月13日、この店を訪れた25歳から67歳の男女23人のうち11人が、馬刺しや鳥刺しを含む肉刺しの盛り合わせなどを食べたあと、発熱や下痢などの症状を訴えました。

 保健所が検査したところ、このうち複数人からカンピロバクター属菌が検出されたということです。

 また、患者11人のうち1人は、一時、入院していましたが、現在は退院していて、ほかの患者も全員快方に向かっているということです。

 宮崎市は、この飲食店での食事による食中毒と断定し、この店を、29日から2日間営業停止処分としました。

 この飲食店では、11月、同じ系列の別の店舗でも食中毒が発生していて、保健所では、加熱用の鶏肉を鳥刺しなどの生食用として提供しないよう呼び掛けています。

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