北朝鮮による拉致の可能性を排除できないとして大阪府警が捜査・調査していた大阪市内の60代の女性が、今年9月、国内で見つかっていたことがわかった。

 府警によると、見つかったのは、北朝鮮による拉致の可能性を排除できないとしていた冨田弘子さん(64)。

 冨田さんは、41年前の1980年8月、23歳の時に当時、両親と暮らしていた大阪市都島区の自宅から姿を消し、それ以降、行方不明になっていた。

 府警は両親の申し出を受け、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者として、冨田さんの情報を府警のホームページで公開して、捜査・調査していたが、今年9月、日本国内で生存しているのが見つかったことがわかった。

 府警のその後の調べで、北朝鮮による拉致の可能性は排除され、冨田さんの健康状態にも問題はないという。

 冨田さんは府警に「拉致の可能性が排除できないとして警察のホームページで公開されているとは知らなかった」と話しているという。

 これで、府警が把握している北朝鮮による拉致の可能性を排除できない府内の行方不明者は64人となった。

https://www.ytv.co.jp/press/kansai/125290.html