12月14日は「忠臣蔵」で知られる“赤穂浪士の討ち入り”の日です。
 浪士に討たれた吉良義央公の「幻の書状」が公開されました。

 特別公開は旧暦の“元禄14年12月14日”、赤穂浪士の討ち入りで命を落とした、吉良上野介義央公の命日にあわせて、愛知県西尾市の吉良家の菩提寺で行われました。

 初公開された当時の大物陰陽師「土御門泰福」との間で取り交わされた公務に関する書状からは、2人の親密さや義央公の朝廷との人脈の広さが垣間見えます。

 また、長らく所在が不明で“幻の書状”と呼ばれた、長女の鶴姫に宛てた書状には、娘を案じる父親の心情が細やかに書きつづられています。

 忠臣蔵では“敵役”として描かれる義央公は、地元では“名君”として慕われ、14日の法要では地元の人ら約150人が墓前で手を合わせました。

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