テレビ朝日の玉川徹氏が20日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。消息不明とされていた中国の女子テニス選手・彭帥をシンガポールメディアが直撃取材したことについて、「仕込み臭がプンプン」と断じた。

 彭帥は19日に取材に応じ、性的暴行の告発したことはないと明言した。番組では、公開されたインタビュー動画について、識者が3つの違和感を指摘したことを紹介。(1)段取り的な発言が多いこと(2)取材したのが、中国に近いシンガポールのメディアであること(3)中国の国民的スターで元NBAの姚明氏も登場したことが信ぴょう性を高めるためでは、などと解説した。

 羽鳥アナから話を振られた玉川氏は「ボクもこういう業界長いですけど、仕込み臭がプンプンしますね」と指摘。「芸能メディアでも、何かまずいのを撮られた後で、それを出さない代わりにインタビューに応じますっていうことがよくあるんですけど。そういう時には、こういう風に規制が入らないで、ほんとこんな感じです」と芸能取材にたとえて、出来レースではないかと推察した。

 さらに直撃取材に彭帥が笑顔で応じていたことに、「直撃(取材)って、こういう感じにならないですからね、普通は。“やめてください”。最初にカメラを向けたときに表情に出ますから。“この人たち何だろう”って表情。そういうのもないでしょ。事前に話が通っていて、こういう形になっていたという臭いがプンプンしますね」と指摘した。

 話を引き取った羽鳥アナも「効果的だと判断してやっているんでしょうね、きっと。逆効果な気がしなくもないんですけど」と首をかしげていた。

https://www.daily.co.jp/gossip/2021/12/21/0014931872.shtml