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大阪府の吉村洋文知事
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 大阪府の吉村洋文知事(46)が、3日に放送されたMBSテレビ「直撃 池上彰×山里亮太 コロナでどーなる2022」に出演。大阪で争った前衆議院議員の立憲民主党の辻元清美氏(61)について語った。

 この日の番組ではジャーナリスト池上彰氏の直撃取材に答える形で登場。大阪市長の前任者でもある橋下徹氏とは真反対の「敵をつくらない」などをモットーに政治活動してきたことを振り返り、「橋下さんの真似はできないと思ったんです。もちろん政治なので敵はできます。政策でぶつかればいいと思っているんですが、あまり人を嫌いにならないんです」と自己分析。「橋本さんの真似をするのはやめよう。自分らしいやり方で政治を目指そう。できるだけ人と話しながら、どうやったら前に進めるのか。仲間も作りながら」と、政治家としてのポリシーを明かした。

 その上で、池上氏から「辻元清美さんは、どう思いますか」とストレートに質問されると、吉村知事は「政策も違うし、考え方も真っ二つで違いますが、ある意味、尊敬しているんです。ものすごい選挙に強い方。地元から信頼を得ていて、今回は維新が勝ちましたけど、その前は辻元さんがずっと勝ってきている」と本音を明かした。

 辻元氏は10月31日に行われた衆議院選挙で、大阪10区から出馬。維新旋風が吹き荒れた大阪で、最後まで維新に立ち向かったが、最後は敗れた。それでも吉村知事は、辻元氏の力を分析したときに「辻元さんが地元で、本当に丁寧な活動をされて、そして維新の議員がやっていないような街の隅から隅まで活動をされていた。僕は考え方は違うけど、そういったことをされている辻元さんは、実はリスペクトしているんです。政策が違うからいろんな議論ではぶつかりますけど。僕らもちょっと油断すれば、またひっくり返されると思っています」と力を認めて、次回の“戦い”にも警戒していた。

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