宅配代行大手「出前館」の割引サービスを不正に利用したとして、警視庁は12日、埼玉県所沢市、料理人の被告の男(28)(私電磁的記録不正作出・同供用罪で起訴)を電子計算機使用詐欺容疑で再逮捕したと発表した。再逮捕は5日。

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 発表によると、男は昨年7月、スマートフォンのSIMカード14枚を使って出前館に14件の利用登録を行った上、初回の注文は1700円の割引を受けられるサービスを利用。東京都内などの飲食店14店にラーメンやカレーなどを注文し、出前館から割引分の計約2万3800円をだまし取った疑い。「ばれないと思った」と容疑を認めている。

 いずれも「山田太郎」の偽名を使い、自宅や都内の実家で配達を受けていた。警視庁は男が2020年12月以降、80件の注文で計約13万円分の割引を不正に受けたとみている。

 男は昨年11月、ショートメッセージサービス(SMS)認証を不正に代行した私電磁的記録不正作出・同供用容疑で警視庁に逮捕され、同12月に起訴された。

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