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 福岡県春日市の小倉地区に伝わる「嫁ごの尻たたき」が14日夜、催された。地域の子どもがわらを束ねた棒で妻の尻をたたくことで、若夫婦の幸せを願うユーモラスな正月行事だ。

 住民によると、江戸時代から続くとされるが「たたくのは乱暴だ」として、今は尻を優しくなでる。コロナの感染拡大などで5年ぶりの開催となった今回は、一昨年に結婚した西村真夢(まゆ)さん(26)が参加。棒でなでられるたびに、見物人が歓声を上げた。

 西村さんはコロナ禍で結婚式を2回延期している。「伝統行事で妻をお披露目できて良かった」。夫の克樹さん(26)は喜んでいた。

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