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参院選出馬の辻元清美氏、語り尽くした「維新躍進の秘密」と「野党に足りない“アートとしての妥協”」 [きつねうどん★]
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2022/02/03(木) 12:04:21.78ID:CAP_USER
「これは絶対に政治の世界に戻るね」――。辻元清美さんのインタビューを終え、彼女を見送ったあと私は真っ先に編集者にこう言った。2021年の年末、彼女が落選後、初めて出演したテレビ番組で共演した際に「人生を考え直したい」と吐露した時には、もしや政界引退もあり得るのかなと思ったが……。

しばしの充電期間を終え、2022年初頭に取材に応じた辻元さんは力を取り戻したように見えた。大阪であまりに強い維新の力、アートとしての「妥協」、そして政界への思い……。今夏の参院選、一躍注目候補に躍り出た辻元さんが思うこと。

やり残した思い
変化は服装に宿る。国会議員時代のスーツではなく、きれいな刺繍を施した白いシャツにパンツを合わせたカジュアルなスタイルであらわれた。

《国会議員みたいな黒っぽいスーツは真っ先に捨てたよ。今の私は自由なんや》

フォトグラファーの求めに応じて、ポーズをとりながら、まるで政治の世界に一切の未練はないかのように振る舞う。

だが、口を開くと一転、言葉の端々にやり残した思いが滲み出た。

《橋本政権の時に、私は政治家になってずっと作りたいと言ってきたNPO法を制定しました(1998年)。それで全国各地にNPOが誕生して、社会の重要な役割を担っている。政治家としてやりたいといったことを実現できた。今回の落選で、政治家人生はもうそれで十分かなと。永田町の外に出てもいいじゃないかと思ったんです。

秘書の給与問題を起こして、私、一度政界を追われているでしょ(2002年)。その時、助けてくれたのが亡くなった瀬戸内寂聴さんだったんでした。身も心もボロボロになった私に寂聴さんは「自分の傷を癒したければ、人を癒しなさい」って言ってくださった。そのときの私はお金もなかったから、寂聴さんからお金もいただいて介護の資格を取るために学校に通ったんです。

今回も落選から一息ついて、さぁどうしようってときに寂聴さんの言葉を思い出して、大阪・西成の介護施設のボランティアに行ったんですよ。でも、そこで政治の煩悩が出てくるんですよね。

私、国会中継みて、ツッコミ入れてるんですね。今の質問、甘いやろって。政治の動きが気になってしまう私がいる。》

介護施設で出会ったのは、自分は都市の片隅で亡くなるのを待っていたという人々である。

元調理師の男性は、「このまま身寄りも行き場もない、自分は死ぬだけと思っていた」と言った。自分の身を救ってくれるような制度があっても、そうした制度を活用するために自らコミュニケーションを取れないままの人もいる。現実の入所者は「最後はいったいどうなるのか」という不安を抱えていた。

落選後に事務所にやってきた若い女性は、奨学金の返済に苦しんでいると語り始めた。新型コロナ禍で正規の仕事が見つからず、誰に相談していいかわからないからやってきた、と彼女は言った。現実の世界には、声を上げられずに生きる人々がいる。

SNSと政治
《リアルが一番、大切ですよ。

でも、今は野党だけでなく、政治全体がツイッターでどれだけ拡散したかを気にするようになってしまったと思う。私もSNSを一つのツールとして始めたけど、やっぱりツイッターなら、140字でどう人に印象付けるかばかりを気にかけるようになってしまう。

私は、政治家として、ずっと路上演説だけがいいと言ってきたんです。感覚としては、ライブ中心のアーティストみたいなものだと思う。辻立ちをすると、選挙区の人々の生活の息遣いが感じられる。

駅で辻立ちをして、街ゆく人の顔をみると、自分の政治姿勢や感覚が整っていく。それはSNSでは味わえないものですよね。駅に立ち続けないと政治家は堕落すると思っています。》

本当なら、街ゆく人の姿を見て、ときにコミュニケーションを図り、社会の空気を肌で感じなければ、選挙の戦略も立てられない。それなのに、「立憲は野党第一党病だった」と続ける。

《「政権交代」を強調しすぎましたよね。今、国民で誰が政権交代を望んでいたのか、本当に政権を任されると思っていたのか。もっと与野党の力が縮まって、建設的な議論ができる国会は望まれていたかもしれないけれど、拙速に政権交代を強調し、「政権発足後、初閣議で直ちに決定する事項」を発表までしていた。

実際に自公政権に勝てるだけの準備を選挙区でやってきた人材はどれだけいたのか。香川1区の小川淳也さんはできていて、実際に勝ちましたね。でも、私も含めて他の議員はどうか。結果は出ていない。

それなのに政権交代と口にした立憲は、有権者に傲慢だと思われたかもしれないですよね。》
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2022/02/03(木) 12:04:41.61ID:CAP_USER
維新の強さの秘密
辻元さんが落選した2021年総選挙で、議席増が予想された立憲民主党はわずか96議席に沈んだ(選挙前は109議席)。議席減を吸収するような形で躍進を果たしたのが、大阪を拠点に勢力を伸ばした日本維新の会だ。同じ地元大阪、その勢いと強さを肌で感じた辻元さんは維新をどう見ているか。

《私はフランチャイズ型政党と呼んでいます。維新の中枢にいるメンバーの多くは元自民党。大阪のなかで首長選挙、市議会、府議会といった地方選挙で着実に議員の数を増やし、組織を作り、自民党仕込みの選挙戦を展開している。ある意味では政党らしい政党で、地に足がついている。

この点は立憲も学ばないといけない。

全体で「身を切る改革」を連呼して、高いブランド力を生かす。私は維新の改革が本当に効果があるのかどうか、かなり疑問を持っているし、批判的ですよ。だって、IR誘致、万博、都構想なんて大阪の東京化でしょ。

私は大阪の多様性が好きなんですよ。大阪はいろんなものが混じりあって、豊かな文化を生み出してきた街なんだから、「改革」はそれにあったものがいい。多様性は力なのだから。》

《でも、フランチャイズ型は小選挙区では強い。それは旧民主党も同じだった。政権交代はブランド力と、口をそろえて「コンクリートから人へ」と連呼したことで可能になった。

今の立憲は、私のように「党なんて関係ない。その人だから応援する」という個人商店型の政党になってしまっています。その時々の風に左右されずに、選挙を戦えるという強みはありますが、党としての輪郭がない。それではフランチャイズ型には勝てないのです。》

維新躍進と「今の政治への不満」
維新が「ブランド力」を高めてきた背景はどこにあるのか。

《一番は、今の政治への不満でしょう。選挙戦で感じたのは少なくない有権者にとって、立憲も自民も共産も既存の政治勢力で、日本の政治を悪くしてきた存在に見えているということ。それは、トランプ前大統領が当選したアメリカ大統領選にもつながってくるような不満かもしれませんね。

こうした状況下で立憲が勝てるか……。泉健太執行部になって世代は若返った。私も支えたいと思う。若さに加えて必要なのは、理念を打ち出すこと。政党、政治家の背骨をはっきりと持つことです。それが輪郭です。

例えば、野党なら山本太郎さんを見てほしい。山本さんが何をやりたいか、すぐにわかる。お金を配れ、消費税廃止とかね。輪郭がはっきりと見えます。辻元ならジェンダー平等やNPOとか、予算委員会の追及とまぁわかってもらえると思います。

泉さんは? 小川淳也さんは? と聞かれてぱっと浮かぶものがあるか。政党として何をやりたいとぱっと浮かぶものがあるか。問われているのはそこですよね。》

政界では、政治家にとって重要な「三つのS」と呼ばれるものがある。政策、選挙、政局。この三つのうち、最低でも一つは秀でていないと政治の世界では生き残れない。辻元さんがこの中で秀でているのは政局、というのが私の見立てだ。彼女は対立する政敵であっても相手を認め、社会が望むもの、そして自分達ができることを見極めている。

《党としてのアイデンティティが弱いから、メディアから野党共闘の問題ばかりを指摘されるんですよ。自分たちに力があれば、共闘はおまけの話になるんです。

共産党は、旧民主党が政権交代を実現した選挙(2009年総選挙)で小選挙区の候補者をかなりの数、降ろしてくれました。でも、これで旧民主党と共産党との共闘なんて誰も言っていないし、問題視もされなかった。
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2022/02/03(木) 12:04:46.10ID:CAP_USER
有権者の思いには波があります。野党を試してみようと思ったり、野党が頼りないから与党に入れてみようと思ったり、別の政党に入れてみようと思ったり……。その感覚は当然のことです。

政治家、政党にとって大事なのは、有権者の思いが右にいけば右に、左にいけば左にとならずに、政党のアイデンティティを言い続けることです。そうしないと与党がダメな時に、振り向いてもらえなくなる。

輪郭が全く見えない存在になってしまう。それが一番の危機なのです。》

「妥協はアート」
国対委員長時代、水面下で自民党と交渉を重ねてきた。押すときは押す、引くときは引く。多少の妥協をしても一歩前進をすればよしとする。

《私、交渉ごとは好きなんですよ。一番好きかもしれないね。妥協はアートでなければいけない、が私の持論です。

引かない一線は決めて、与党に飲ませるところは飲ませるけど、こちらも譲るところは譲る。そこで煮え切らない妥協ではなく、鮮やかに妥協して進めないとダメなんです。

山本さん率いるれいわや維新にこれができるかは疑問です。やっぱり、私が国会にいる意味はあるのかな……。》

インタビューでは参院選への意欲についても聞いたが、答えは現実に出た。夏の参院選で立憲民主党は、辻元さんを擁立することに決めた。彼女のなかに躊躇がなかったとは思わないが、戻るところに戻るということか。ところで、私はこんな質問をしてみた。辻元さんのモノマネをする芸人の決め台詞は「私、へこたれへん」である。ご本人は知っているのだろうか。

《やってるよって人から教えてもらって、インターネットで見つけたよ。私、あんなこと言うたかな。でも、言ったんやろうね。》

では、落選を経た今の心境は?

《もちろん、へこたれへんよ(笑)》

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/92038
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2022/02/03(木) 12:24:36.45ID:6iistnZy
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0006Ψ
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2022/02/03(木) 13:17:08.74ID:2MVQy2Fl
頭丸めて尼僧になれば?あんたなら適当にしゃべってたら皆集まってくるだろ
0007Ψ
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2022/02/03(木) 14:06:33.80ID:GctbwH0D





















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