7日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜・午前8時)では、6日の都内の感染者数が日曜としては最多の1万7526人を記録するなど勢いが止まらない新型コロナウイルスの感染拡大を特集した。

 10代や65歳以上の高齢者の感染が増加していることについて、コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏は「これだけ感染力が強ければ、いずれ若い人から高齢者の方に感染が広がって、いくら重症化率が低くても感染する人が多ければ、重症化率の低さを凌駕(りょうが)してしまうというのは分かっていたんですよね、去年の段階から」とまず発言。

 「ピークアウトについても、いつぐらいにピークアウトするかは国によって違う。だから、急激にピークアウトする国もあれば、なかなかピークアウトしない、減っていかない国もあるので、どうなるか分からない」と続けると、「分科会や政府の発表するコメントを見ていても基本的には有効な手段がないってことが伝わってきます。これだけ感染が広がってしまったら有効な手段がない。最も有効な手段はワクチンだった。それは去年からそう言われていたし、諸外国はワクチンが最も有効な手段だということで政治決断で3か月とか期間を前倒ししてでも、どんどん打つって形で資源を最大限投入することをやっていた。結局、日本はそれをしなかったツケが全部回ってきているなと思います」と指摘。

 その上で「今からワクチンを急いで打つと言っても今、こんな感染状況で間に合わないですよ。こうなってしまえば、有効な打ち手はないというのが現実だと思います」とした。

https://hochi.news/articles/20220207-OHT1T51027.html