「ショートトラック選手たちの夢を守ることができず、申し訳ない。あらゆる手段、方法を講ずる」

大韓体育会が2月8日、中国の北京冬季五輪メインプレスセンターで緊急記者会見を開いた。

去る2月7日に行われた北京五輪ショートトラック男子1000m競技で、韓国選手が釈然としない判定の犠牲になったことに対する公式的な抗議を行うことを発表する場だった。

韓国選手団のユン・ホングン団長は、「ショートトラック男子1000mの準決勝で、5000万人の韓国国民の長年の夢、希望、願いを守り切れず、4年間も汗水をたらしてきたショートトラックの若い選手たちの青春を守り切れなかったことに対し、選手団を代表し、心から謝罪して許しを求める」と述べた。

続いて「スポーツはフェアプレーが保障されなければならない。現場にいる3人の審判陣がすべてではない。試合を見守った全世界80億の人類全員が審判だ。この試合を見守った全世界80億人が審判だったと確信している」とした。

また「競技終了後、現場で強力な異議を申し立てた。そして国際スケート連盟(ISU)、および国際オリンピック委員会(IOC)宛に抗議書簡を発送した。またIOC委員であるイ・ギホン会長とユ・スンミン委員を通じて、直接IOC委員長との面談も現在要請している状況だ。彼との会話を通じて、再びこのような不当なことが起こらないよう強く要請する計画だ。国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)に可能な方法をすべて探し、手続きに合わせて提訴するようにする。二度と国際スケート界やスポーツ界で、このようなことが発生しないよう、あらゆる手段と方法を講じる」と説明した。

そして「何より重要なことは、韓国選手団の傷を癒すことだ。若い選手たちは4年間の青春を捧げ、オリンピックを準備した。昨日の試合以降、韓国選手団を即刻撤収しろという要請が殺到している。しかし、これから残った試合のほうが多い。したがって選手たちが不屈の闘魂を発揮し、残りの試合で最高の感動を作ることができるよう、国民が大きな応援と激励で力を与えてくれるなら、昨日の試合を教訓に、大きな感動を与えることができるように努力する。応援と激励を団長からお願いしたい」と強調した。

一方でISUは、韓国の公式な異議申し立てを受け入れていない状況だ。2月8日、ISUは「北京冬季五輪ショートトラック男子1000m競技に対して、韓国選手団の異議申し立てがあった。ISUの規定に基づき、韓国、ハンガリー選手団の異議申し立ては受け入れられない。競技場にいた審判陣の最終判定を支持する」と説明した。

(記事提供=OSEN)

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