0001きつねうどん ★
2022/02/15(火) 18:25:33.45ID:CAP_USER大丸京都店の8階にある「ファミリー食堂」。メニューは、和食、洋食、中華、そしてお子様ランチまで多岐にわたります。
2月末で閉店を迎える理由は、老朽化による8階レストランフロアの改装です。
フロアは来年春にリニューアルオープンの予定です。
(大丸京都店レストラン担当・小寺博之マネージャー)「断腸の思いではあるんですけど、やはり新しいことにチャレンジしていかないといけない。新しいお店で京都の皆様をお迎えすることができれば」。
大正元年に営業を始めた前身となる食堂も含めると、その歴史は110年にも渡るというこちらのお店。
最後の別れを惜しみ、訪れるお客さんが後を絶ちません。
(お客さん)「小さい頃から大丸来たら、必ずファミリー食堂でお子様ランチ頼んでました。きょうはオトナのお子様ランチにしようと思ってます」。
常連だというお客さんが頼んだのは、営業終了に合わせて復活した「オトナのお子様ランチ」。
1日平均100食は出るという人気メニューです。
「昔の感じのハンバーグです。懐かしい感じ。ケチャップライスに旗がのってた。寂しいですね。子どものころはほんとすごく楽しみでした」。
こちらの女性は、子どものころに帰った気持ちでクリームソーダも。
「まさしくお子様です。こんなんがいちばんほっとするね。母と来たり、はよ買うて買うてって。買ってほしいもんの注文ばっかり。ちょっとよそゆきにして(大丸に)来る」。
孫と一緒にひと時を楽しむご夫婦も。
「小さいときよく、母の買い物につきあってきて、ここでごはん食べて帰るという。僕らも結婚して、子どももできて同じようにここで食べて」。 昭和の時代、家族連れでにぎわっていた百貨店の大食堂。
ニーズの変化など時代の流れとともに、だんだんと姿を消していきました。
関西では2004年に74年続いた高島屋大阪店の大食堂が営業を終了。
大丸のファミリー食堂の閉店により、このような昔ながらの大食堂は、関西の主要な百貨店でゼロになります。
訪れるお客さんの中には、こんな方も。
「(Q.どこでアルバイトされてたんですか?)ここで。36年前です」。
ファミリー食堂で短大時代に親友とともにアルバイトをしていたというこの女性。
「バイト仲間で給料日になったらカラオケにいって。朝までカラオケ。月並みですけど、青春でしたって感じですかね」。
大正、昭和、平成、令和。
110年続いた食堂はなくなっても、訪れた人たちの心の中に思い出は生き続けます。
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