https://npn.co.jp/res/images/article/200019542/0bce27255ca3744e4b70bd2e5173116f_photo.jpg
菅直人氏のツイッターより

 元首相で衆議院議員の菅直人氏が2月16日に更新したツイッターで報告した行動が、批判を集めている。

 菅氏は「本日14時30分に、日本維新の会共同代表の馬場伸幸衆議院議員の議員会館の部屋を訪問し、下記のような質問状を手渡しました。期限は設けず、お返事をお待ちしますと申し上げたところ、馬場共同代表から今ここでお返事するといわれました。そしてカジノを含むIR施設については、民主的手続きで決まるのであれば、どこであっても賛成というお返事を口頭でいただきました。まずそのことをご報告いたします」とツイートし、IR(カジノ誘致)を巡る質問を行ったと報告。

 日本維新の会は、菅氏が元大阪府知事、元大阪市長の橋下徹氏を「ヒトラー」に例えたツイッター発言に対し、撤回と謝罪と求めていた。しかし、菅氏は「2月1日に私の国会事務所を訪問され、1月21日の私のツイッターの投稿について撤回と維新に対する謝罪を求めて申し入れされましたが、私はその場でお断りしました。今回は私から日本維新の会共同代表である馬場伸幸衆議院議員に対して質問いたします」と質問の内容を取り上げた。

 しかし、ヒトラー発言の謝罪は拒否しながらも、相手の元を訪れ質問を申し入れる姿勢が、批判を集めている。ネット上では「暴言の謝罪をしないんだったら何しに行ったん?」「自分への要望は拒否するのに、恥ずかしげもなく質問できるその腐り切った傲慢な精神性がすごいね」「国会で仕事しないで、何つまらないことに取り組んでるの」といった批判を集めた。

 さらに、「質問の内容が意味不明」「無意味な質問。無意味な回答」といった声も聞かれた。菅氏が向けた質問の内容は、相手先まで出向いて行う内容であったのかは疑問が残り、「ただのパフォーマンスではないか」といった見方をするネットユーザーが少なくないようだ。

https://npn.co.jp/article/detail/200019542/