韓国の辛ラーメンがイタリアで全量リコールされた。化学物質が基準値を超えて検出された。

イタリア食品当局は25日、農心(ノンシム)のキムチラーメン(農心ラーメンスープ辛キムチラーメン120g)について、「2-クロロエタノールの法的限界超過」の理由により回収措置を下した。現地紙や韓国メディアが伝えた。
同食品当局は、同製品を買った者はこれを食べずに返品するよう喚起しており、製品を摂取した場合で何らかの症状がある場合は直ちに医師の診察を受けることを勧告した。

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(辛キムチラーメンの回収を伝える現地ll Fatto Alimentare紙の報道キャプション)

当該製品の製造社は農心だ。現地流通企業はアジアエクスプレスフード(Asia Express Food BV)で、工場所在地はオランダCJカンピンとなっている。

これを受けて現地イタリアでは、韓国の農心キムチ辛ラーメンがスーパー陳列台から消えたとイタリアや韓国メディアなどは報じている。
メディアは問題のキムチラーメンのスープから法的基準値を超えた2-クロロエタノールが検出され、スープが身体に危険である可能性があると伝えている。

今回検出された2−クロロエタノールは常温で容易に蒸発するが、蒸気の毒性が強く吸入したり皮膚に吸収されたりすると毒性症状が現れるとされる。
欧州では食品に含有されている有害物質の基準値が韓国より厳しく、昨年から何度か韓国製のラーメン製品が摘発・回収されている。

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